鹿鼎記〈新版〉 2008年版 レビュー

ソウライ的おすすめ度 

エイプリルフールということである意味でぴったりの作品を紹介しますw

ついにやってきてしまった金庸先生の作品の中でも問題作として名高い作品です。

金庸先生はなんとこの作品を最後に筆を折っています。 それほどにある意味ですさまじい作品です。

この作品もリメイク版として2014年版があります。

康熙帝時代の清朝を舞台に、主人公である韋小宝が成り上がっていくという作品です。

なんとこの作品の主人公韋小宝は武芸がからっきしです、今まで金庸先生の作品は武侠作品として、軒並みどの主人公も最初は武芸がからっきしでも終盤は達人級になったりするものなのですが、言ってしまうとこの主人公は武芸が最後までからっきしです!

じゃあどうやって成り上がっていくのか? さっそく人物紹介にいきたいと思います!


韋小宝(いしょうほう)小桂子(しょうけいし) 黄暁明

揚州で妓女の息子として生まれ、父親は誰かもわからぬため、民族などにはこだわらない性格、この性格が出世、そして板挟みの世界にいくことになります。

先述した通り、武芸がからっきしなのですが、口のうまさは天下一品でありとあらゆる人にその口で取り入ります。

そのおかげで康熙帝の信頼も得るのですが、成り行きで反清勢力である天地会の幹部になってしまいます。

以後は清朝で康熙帝の親友として、そして天地会ではスパイとして清朝の時代を渡り歩いてくことになります。

逃げ足だけは天下一品であり、途中で師匠になる九難(碧血剣の阿九)から軽功を学びそのおかげで逃げ足だけは唯一達人級にうまくなります。

演じている方がホァン・シャオミンさんで神雕侠侶の楊過も演じているのですが、あまりにも正反対のキャラを演じているのでこれ本当に同じ人が演じているのかな?w と疑問を持つくらい正反対のキャラですw



康熙帝(こうきてい)小玄子(しょうげんし) 鐘漢良

清の皇帝。少年時代に偽宦官をしていた韋小宝と意気投合して仲良くなります、そして奸臣オーバイをともに粛清してからはどんどん仲良くなり、政治的にも韋小宝を重用していきます。

偽宦官だと知っても友情は変わらず仲がいいです、史実でも名君との誉れが高いですが、この作品でも名君なのですが、

昔の腐敗していたとはいえ漢人が支配していた時代を懐かしみ、反清復明を主張する天地会に対してなんともいえない思いを抱いています。

演じている役者さんが私の好きなウォレスチョンさんです! この時は実はかっこいい人が名君の役やってるなぁといった印象だったのですが、天龍八部において私のウォレスチョンさんに対する見方がガラッと変わり大好きな役者さんになります!!



双児(そうじ) 何琢言

韋小宝に仕える小間使い。韋小宝は7人の妻を持つことになるのですがその一人であります。

登場時期が早く、小間使いとして常に韋小宝のそばにいることから出番が非常に多いです。

達人級とはいえないですが武芸が出来、一般人くらいなら軽くのせるほどの強さを持っています、それにより韋小宝のよきボディーガードでもあります。

そしてなんといってもこの双児のいいところは可愛さです!!! その可愛さたるや!

私の中では黄蓉を演じたジョウ・シュンさんが一番可愛いと思っていたのですが、役も相まってハー・ジュオイェンさんの可愛さがとんでもないことになっていて、正直この二人が私の中での中国ドラマ武侠ドラマ可愛いランキングトップ2を占めています!!!

ソウライ的おすすめ度が星5つなのは正直この双児とハー・ジュオイェンさんのおかげです!!!

もう是非見て! お願い!!!



陳阿珂(ちんあか)

絶世の美女で、韋小宝がなにがなんでも妻にしたいと願い、7人の妻のうちの一人になる人物です。

陳円円という史実に存在したといわれる(この作品でもでてきます)絶世の美女の娘でその美貌を受け継いでいるキャラクターです。

演じている方がやはり綺麗なので、役も役者さんもいいのですが、陳阿珂の性格がちょっと悪かったようなイメージがあります。

性格が悪かったというより、師匠の九難に呉三桂を暗殺する道具として仕込まれたからというのもあるかもしれません。



建寧公主(けんねいこうしゅ)

康熙帝の妹(史実だと違うらしいです)で、わがままでサディストでマゾヒストというとんでもないキャラクターです。

ある人物を去勢させたり好き放題やりますが、韋小宝の7人の妻になってからは割と序列が低めなので、そのわがままも通らなくなってきてちょっと面白いですw



沐剣屏(もくけんぺい)

群主!群主!群主!!! 沐王府のお姫様で世間に疎く純粋なので、男女のことなどもわからないほどなのですが、

そこが可愛い!! 役者さんの可愛さも相まって、この作品では私的には双児の次に可愛いキャラです!

可愛いのですが、序盤から出てくるものの実は出番がそれほど多くなくそこが私的にはガックリちゃんでございます。

しかし後述する方怡と仲が良くて、セットでよく出てきますw



方怡(ほうい)

沐王府に所属していて、韋小宝が初めて妻にしたいと思った女性です。 この子も例によって韋小宝の妻になりますw

思い人がいたのですが、韋小宝になし崩し的にフラれさせられますw

そして韋小宝には妻になる約束をし、実際に妻になるのですが。

後半は命惜しさにちょっと裏切ったりする、ちょっと困った人です。

役者さんが美人だった記憶があります!



蘇荃(そせん)

神龍教という宗教の教祖の妻であるのですが、なんと韋小宝に寝取られ妻になる一人です。

韋小宝の妻の中では一番武芸ができ、年長者でもあるので序列が高いです。

元々は韋小宝とは敵同士だったのですが、韋小宝は神龍教にもうまく取り入り、そこでも幹部の地位を得ます。

それにより韋小宝は結果的にこの夫人と近づくことになるのですが、原作小説ではとんでもないことをしでかすので、

ある意味でもう見ていられませんw



曾柔(そうじゅう)

私的に一番影の薄い韋小宝の7人の妻の1人。

なんか気がついたら韋小宝が使う賭け事に使うサイコロをもらいそれを大事にとっていて、気がついたら妻になっていたキャラクターですw

確か韋小宝に命を救われたから慕っていたんだったかな? よく覚えていないです・・・ごめんなさい・・・。



これが韋小宝と愉快な仲間たちでした。

このドラマは中国本国でも色々問題になったらしく様々なシーンがカットされたらしいですw

残念ながら日本版はそのカットされたものが放映されていたようです。

カット前は割と原作小説に近い過激なシーンがあったみたいです・・・見たかったなぁ・・・。

そんな感じでもう双児をただただ愛でたい鹿鼎記〈新版〉是非見てください!!

ちなみに金庸先生も生涯愛護したいキャラクターに双児をあげております(もう一人は郭襄)



よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる